ホビットハウス製作記

2021年6月5日

連日の暑さの中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

ビヨンドでは田んぼや畑と並行して
小人の家づくりも進めています。

さて今日は家づくりを通してスタッフから見た代表のこと、
私の心の移ろいについて書こうと思います。

こちら ご存知ビヨンドの代表、室田さん。

静かで朗らかなお人ですが、一旦何かのスイッチが入ると
情熱的に人にお話したり、黙々と時がたつのも忘れて集中して動くようなおかた


一度ワークショップに参加した方はご存知かもしれませんが
ラフな雰囲気で作っていっているように見えるのだけれど
裏では実は結構考えています。
設計図も模型も作る。

完璧な完成図こそないけど
作りながら!考えているみたい。

建物を睨んでじーっと動かない時は構想を練るのに集中している時です。



彼の頭の中には建物を組んでいくイメージが浮かんでいて、さながら囲碁棋士のように
次の一手を読もうとものすごいスピードで最良の一手を探しているのでしょう。


ふと動き始めたかと思うとテキパキと複雑に竹を組んでいく。。。




そんなエリートな人の側で活動をしていると、スタッフ萌子、自分の無能さに打ちひしがれそうになることが度々あります。

竹の結び方一つとっても、何度か丁寧に教わったのにうまく結べない。
他の参加者の人に教えるどころか参加者の人以下という始末。

所詮シロウトだし、多面的思考苦手だし、
なんなら数学はずっと赤点だったし小学生からやりなおしたほうがいいレベルだし・・(もはや算数からだし)
どうせ私なんて…次元が違うねん…と
クヨクヨいじけ虫になりがちです。

くよくよの図


そんな時に室田さんは言います。

「能力の高い低いはどうでもいいんだよ。
大事なのは姿勢だよ。と。」

「できないから諦めるんじゃなくて
どうやったらできるようになるか考える。
練習する。
次は自分が人に教える立場になるつもりで
覚える。」

(訳:いつまでもボランティア気分じゃあ
ダメなんだよ。姿勢が甘いんだよ、姿勢が!)※萌子の考察です。

時に厳しいことを言われるけれど、根底にあるのは愛のある優しさだと感じられます。

こんな自分だけど何故か、君はもっとできるよ!と思っていただいている。(?)ようなので、これは、期待に!応えたい…!

だって自分を信じてもらえる経験は
今まであまりなかったように思うから。
私も私を信じてあげよう!と。

室田さんによって私が勇気づけられているように
私の姿勢が誰かに影響を与えるかもしれない。
どうせならいい風が吹くといい。
はたまた反面教師的な?w
そんなふうに思って活動している萌子でした。



最近は窓枠の製作を任されて
試行錯誤中。



既にある外枠の木をトレースして、木材を切る。

これがなかなか難しい。

なぜなら、外枠が、既に
真っ直ぐではないから!!

この家自体がクネクネのグニャグニャ。

天然木をまるごと使う味わいと引き換えに
複雑な多面的思考が求められる…。

しっかりトレースして切ったつもりが、ビスを打ち組んでいくと隙間が空く…
短く切りすぎてしまう…切る木を間違える…etc


一日頑張って、
一つの窓枠すら作れないのか…?

ふがいない!もどかしいー。


とドタバタしながらも諦めずにやりました!

木枠は無事完成!



大人が昼間から真剣にこびとの家づくり。



ふざけているようでいつも本気です。

屋根の竹編み中



楽しくてワクワクするから

時に困難もあるけれど、
諦めない心と考えてみるということを学んでいます。

みなさんもぜひご一緒に~!