桜染めワークショップを開催しました🌸

4月6日に、桜染めをしました。

開花前の桜の木の枝で染め物をすると、ピンク色になるという噂を聞き、挑戦してみることに。

茶色い枝なのにピンクの色が出るなんて、不思議ですよね。
花に送り込むためのピンク色を、枝に溜めているんでしょうか。

元々3月末に予定していたのですが、色々あって4月6日に。

もうすでに満開を過ぎて葉っぱがつき始めてしまっていたので、ピンクにはならないかなぁと思いつつ、どんな色が出るかワクワク。

桜の枝を、細かく刻んだら、鍋に入れてグツグツ煮込みます。

20分くらい煮込んだら、1番液の完成。

1番初めに出る液は、黄色の色素を多く含んでいるらしいので、一旦バケツに移し、もう一度水を入れて煮込みました。

2番液の完成。

思ったよりオレンジっぽくなりました。ピンクより黄色の方が強いのかな??

布を投入しました。今回は濃染処理はしていません。(綿布は全くといっていいほど染まらなかったので、濃染処理したほうがよかったです。)

なんだか全体的に黄色っぽい色に、、、やっぱりピンクは難しいのか、、、

と思いきや、

ウールの生地が、綺麗なピンク色に!!

わんだふぉー。。。

やっぱり、桜の枝にはピンク色の色素が隠れていたんですね!

この後みょうばん液につけると、黄色みがましてオレンジっぽくなりました。ピンクのまま染め上げるにはどうすればよかったんでしょうか。
今回はアルミ媒染でしたが、銅の方がいいのかな?とも思いました。
まだまだ実験が必要そうです。

他の布は黄色っぽくなったので、重曹を入れてみると、赤みが増してオレンジのような色になりました。

みょうばん液につけて、水洗いしてからまた染色液につけて、、
というのを何度か繰り返すと、だんだん色が濃くなってきました。

なんとまあ、綺麗な夕焼け色に、、!!

当初思い描いていたピンク色ではないですが、これはこれで好きな色です。

なんだか秋の夕暮れのような懐かしさを感じますね。

今回は、開花後の桜の枝を使ったからピンク色にならなかったのか、はたまた別の要因があるのかわかりませんが、何色になるかやってみるまで分からないのが草木染めの面白いところだなぁと思いました。

また来年チャレンジしてみたいです。

(参考に、今回の工程を書いておきます。)
①枝を細かく刻む
②水1Lに対して桜の小枝15g煮出す(20分)
③1番液は黄色の色素が入っているので使わない(実験のため別で保管)
④もう一度水を加えて煮る(30分)→2番液の完成 <鍋1>
⑥2番液をネットで濾す
⑦2番液に布を浸して5分煮る <鍋1>
⑧焼ミョウバン0.2%溶液4L(みょうばん8g)で10分媒染後、水洗い。<バケツ>
⑦⑧を繰り返す。