ないことの豊かさ。循環的な暮らし。

こんにちは、ビヨンドスタッフの晴香です。

半年以上前のことですが、昨年6月に愛用のMacBookが突然動かなくなりました。
修理に出そうにも修理代が4万くらいかかるということで、なんだか気が重くて先延ばしに先延ばしを重ね、半年くらいパソコンなしの生活を送っていました。

2020年はコロナ禍でオンライン授業だったこともあって、起きている時間の3分の2くらいはパソコンに向かっていたというくらい身体の一部と化していたPCですが、意外となくてもなんとかなるものだなということに気づきました。

「なければないでいい」

田舎暮らしを始めてからは、そんなことばかりです。
洗濯・食器・掃除用の洗剤も、洗顔料も、田舎に来てから使うのをやめました。基本的に水洗いで、気になるところには重曹・クエン酸を使っています。
田舎暮らしを始めてから知り合う人たちのなかで洗剤やシャンプーを使っている人の方があまりに少数派なので、私も真似してみたら、意外とこれが心地いい。

何がいいのかというと、無駄がない感じがいいです。排水に流しても環境にいいし、お肌にもいいし、よくわからない成分も入っていないし、プラゴミもあまり出ないし、経済的です。

明野町にはコンビニがありません。
東京にいたときには吸い込まれるようにコンビニに入ってぶらついていましたが、なければ行きたいという衝動も生まれません。
コーヒーは、お気に入りのフィルターレスドリッパーで入れて、
甘いものが食べたくなったら、畑でとれたさつまいもで大学芋でも作るか〜っていう感じになります。あとは、こたつでみかんが最強に幸せです。

おばあちゃん化が止まりません(笑)

でもまあそれでいいんです。
おばあちゃんの生活力って本当にすごいんだなってつくづく思います。

私もネットで調べたり教えてもらったりしながら、色々試してみています。

こないだは、大量の大根と白菜をもらったので、
大根はたくあん用に軒先に干して、白菜はキムチにしました。
余ったさつまいもは干し芋に、柿は干し柿にして、
みかんの皮は陳皮や入浴剤に。
かりんはかりん酒やかりんシロップにしました。
最近は寒いので、暖炉のある部屋の中でぬくぬくとマヨネーズを作ってみたり、玉ねぎの皮で染めた布で蜜蝋ラップを作ったり、、、

コンビニがない時代だからこそ、昔の人たちは今あるものを上手く活用して、いつでも美味しく無駄なく食べられるように工夫していたんだなとしみじみと感じます。

不便といえば不便だけど、
今あるものを十分に味わって工夫して、自分たちの暮らしが豊かになっていく過程にこそ面白さがあるんだと思います。

そんな昔の人たちの知恵は、多分若い世代の人たちにはあまり継承されていなくて、だからこそ、いま私がこういう暮らしをしていることには意味があるんじゃないかなと思っています。

「なければないでまあいっか」と思ってみることが、
循環的な暮らしへの第一歩なのかもしれません。

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↑クリスマスに作ったお菓子の家。
上手くできました♡