ビヨンドに来て起こった体調の変化
私は過去に、声が出なくなったことがあります。
高校三年生の受験期です。
階段を降りられなくなったこともあります。信じられないことに、左右交互に足を踏み出すというのができなくなったのです。
これは中学三年生の受験期です。
数学を勉強すると頭が痛くなるので、受験期は慢性的な頭痛がありました。
冷房が当たるとすぐに鳥肌が立つし、睡眠不足だと場所を問わずどこでも寝てしまうし、ストレスが溜まると髪が抜けるし、緊張するとお腹が緩くなります。
身体は嘘がつけません。嘘がつけないから、嘘をつかなくてもいいような環境に自分を置かないといけないということを考えていました。それで北杜市に移住しようと思ったのです。
なんで北杜市なのかというのも、はじめて北杜市にきたときに、全身が喜んでいるような感覚があったからです。
ストイックな人ほど、身体は意識でコントロールできると思いがちです。小学生のころからタイムマネジメントが得意だった私は、そういう価値観に自分を縛って生きてきました。
たしかに意思の力は大きくて、強いです。
私が受験期に、毎日10時間以上欠かさず勉強を続けられたのは意識の力が強かったからだと思います。
でも、あまりに意識の力に頼りすぎると、抑圧された無意識が身体の症状となって現れてきます。結局は自分が苦しいのです。
無意識ではゆっくり昼寝がしたいと思っているのに、意思の力で押さえつけて勉強を続けていると、私の場合頭が痛くなったり声が出なくなったり髪が抜けたりしました。
そんなに分かりやすく症状が出ない人でも、溜まりに溜まると精神病などの大きな疾患になってしまうことがあります。
どうしてビヨンドの活動報告でそんな話をしているのかというと、
意識と無意識の不和が生んでいると思われる身体の症状が、ビヨンドに来てからすごく少なくなったように感じるからです。
シンプルにいうと、前より心と身体がスッキリして、健康になったような気がします。
①慢性的な頭痛が消えた
②声が出なくなることがなくなった
③便秘がマシになった
④抜け毛が減った
⑤足の痛みがなくなった
⑥昼寝をしなくてもよくなった
⑦疲れにくくなった
先日、友達と都会に遊びに行ったときに、少し頭が痛くなってきて、
「そういえば北杜市にいるときは一度も頭が痛くなったことがないな。」
と気付きました。
昔から半日以上歩くと足や頭がすごく痛くなってしまうのですが、ビヨンドではずっと立ち仕事をしていても痛くなりません。アスファルトと違って土がふかふかだからかもしれません。
自分たちで作った食材をみんなで調理して、栄養満点のご飯を食べているからか、お腹の調子も良くなりました。
都会で暮らしているときに身体の不調となって現れていた私自身の生きづらさみたいなものが、ここに来てからかなり解消されたんじゃないかという気がしています。
私の身体は自然派だったということに最近気付きました。
人それぞれ体質も性質も違うので、街の方が合っている人もいれば、自然の中で暮らす方が合っている人もいると思います。
でも、本人が自覚しているかは別として、自然の中での暮らしの方が元気に生きられる「潜在的自然派」の人たちが都会にはたくさんいるんじゃないかと思っています。
都会で暮らしていて、どこか違和感や不安やもやもやしたものを抱えている人が、「もしかしたら自然のあるところに行くことで何かよくなるかもしれない」と思えるようなきっかけを作れたらいいなぁと思い、ビヨンドで日々活動しています。
私の活動を見たり聞いたりした人が、すぐに「移住しよう!」とならなくても、なんとなくいいなぁと思ってくれたら、何年後か何十年後かの人生の選択に良い影響を与えられるかもしれません。
実際、「理想的な暮らしをしているなぁ」と大学の同級生や友人たち言ってもらえることが多いです。
彼らが実際田舎に移住するかは分かりませんが、そういう選択肢があるということを知ってもらえたなら嬉しいなと思います。
ビヨンドでの活動を色んな人に知ってもらいたいということもあって、休みの日は友達と会ったり、知らない人がいるイベントにも行ったりして、私にしては珍しく社交的に過ごしていたのですが、最近は少し疲れが溜まってきた感じもします。
揺らぎの中にこそ安定があるので、そのときどきの自分と相談しながら頑張ろうと思います。
・・・・
最近は木登りが上手くなってきました…!
木登りたのしい☺︎
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