【苔ワークショップ】大盛況でした!

こんにちは。スタッフの晴香です。

8月28日、屋久島から苔ガイドをお呼びして、
苔ワークショップを開催しました。

ちなみに屋久島は日本一の苔の聖地で、日本に生息する苔の3分の1が屋久島には存在するようです。
北杜市の北方にある北八ヶ岳も苔の三大名地の一つのようで、なかなかアツいテーマですね🔥

苔ガイド大水くん曰く、
「苔のことを知るとどんなところにも楽しみを見出せて、日常の見え方が変わる。」
そんな世界をみんなに伝えたい!という想いではるばる屋久島から来てくれました。

なんと北杜市だけでなく、東京、長野、静岡など各地から10名の方が参加してくださいました!

【STEP0】苔ってなに??

まずは、苔についての基礎知識をレクチャーしてもらいました。

苔の特徴としては、維管束がなく、水分や養分を吸い上げない仮根で地面に張り付いているというのがあげられるようです。
地衣類やシダ植物との区別は慣れるまでちょっと難しそう。

「苔とは何か」「苔を見る上でのポイント」などを教えていただきました。
ルーペや接写レンズ、屋外用顕微鏡の使い方もレクチャー。

【STEP1】屋外コケ観察

説明を聞いたら、とにかく本物を見てみよう!
道路沿いの苔を観察しにいきます。

開始早々歓声があがりました。

「うおーすごい!!!」「何だこれ!」
大人も子供も這いつくばる。繊細で美しい苔の世界に大興奮。
お気に入りの苔は盆栽用にちょこっと持って帰ります。
スマホに取り付ける接写レンズ。手軽に拡大写真が撮れます。すごい!
何やら素敵なオブジェができたようです。自然ってうつくしい!
木陰の石組には苔がたくさん。一つの緑だと思っていたけどよくみると多種多様なコケゴケが。

【STEP2】コケの顕微鏡観察

屋外観察の後は、昼食を食べ、顕微鏡での観察です。
なんと屋久島から計4台の顕微鏡を持ってきてくれました!

顕微鏡で見る世界は感動もの。葉緑体や細胞壁がはっきり見えます。
なんだか研究者っぽい!

肉眼やルーペでは見えなかった細かい細胞のつくりが顕微鏡で見ることができて、植物ってすごい!生命ってすごい!という気持ちになりました。

【STEP3】コケ盆栽作り

続いて、苔盆栽を作りました。みんな工夫を凝らして思い思いにつくっていきます。

土の盛り方、苔の選び方や配置、空間の作り方などで表情が変わって見えます。

お花を入れるのもいいですね!

みんなの苔盆栽!個性的でいい感じ〜〜

苔で自分なりのアートをつくってみると、一気に愛着が湧いてきますね。

屋久島の魅力もバッチリ伝わりました。屋久島に行きたくなりました。

〜全体の感想〜

私は苔についてほとんど何も知らない状態だったのですが、いざ始まってみると、苔の世界への扉がどんどん開かれていくのを感じました。苔にも多種多様な種類があって、その一つ一つが繊細で美しい造形をしていることが衝撃でした😳

参加者の皆さんも、意外と気にかけたことのなかった苔の美しさにしきりに感動していて、今後の人生に「苔」という彩りが加わったのではないかと思います。かなり満足度の高いワークショップになったのではないでしょうか??

小中の同級生との8年ぶりの再会で始まったこの企画ですが、たとえ地方にいても、SNSを通して面白い人と繋がり、新たな何かが生まれていくのが本当に楽しいなぁと近頃感じます。先日のおとぎの森マルシェでもそうでしたが、この時代に生きているからこそ広がっていく人とのつながりになんだかとってもワクワクします。

私としては、「これが好き!」という情熱のある人が、その好きを表現する場をビヨンドでももっと作っていけたらいいなと思いました。オタクの方々、ぜひビヨンドへ!

「苔王子」の愛称を持つ大水くんは、現在屋久島で苔の生産や研究に取り組んでいますが、これから苔ガイドも始める予定のようです。

屋久島に行く際はぜひご連絡くださいとのことです!インスタも面白いのでぜひ!

コケモスどうでしょう(コケ好き同好会)
Instagramアカウント↓↓

https://www.instagram.com/kokedou_/

どうもありがとう、コケ王子!

2022.8.30(ビヨンドスタッフ晴香)